食パンに書かれた国語のテストと不撓のクーピー、利尻昆布に至らないLINEスタンプ

 

 国語のテストを受ける夢を見た。

解答用紙は紙なのに、問題はしょくぱんに書かれていた。途中まで「○○××集に登場する短歌に出てくる楽器は」「喇叭」みたいな感じで、前日ギリギリまで勉強していた成果を順調に発揮できていたのに、お腹が空いてきたのでそのまましょくぱんを食べてしまった。おなかがいっぱいになったところでふと手元を見ると半分以上まっしろな解答用紙だけが机の上に残っている。焦った。このままだと悲惨な点数になってしまう、でも問題を食べてしまったのでもう一枚くださいなんて恥ずかしい、でももう言うしかない、うううううう「すいません、問題を...食べてしまったのですがもう一枚頂くことは...アアと可能ですか...」恥ずかしい、ものすごく恥ずかしい思いをしながら聞いた。何でしょくぱんに問題を書くんだ?しょくぱんに書いてあったら食べちゃうじゃん....

食べるよ。

 

 小学校を卒業する時、私の18色のクーピー達は一本も折れる事なくただその頭身を短くしただけに終わった。誇らしかった。

物持ちが良い。靴下が片方だけ失くなることは無いし、15年前に買った防風コートには穴もほつれもない。物を大事に長く使うということは素晴らしい、という価値観で育ってきた。今でも本当に機能しなくなるまで「物を買い換える」ことに罪悪感がある。だから多少壊れかけてきた電化製品も騙し騙し限界まで使う。

騙し騙し?

タイマー機能が低下してきた電子レンジや電源がつきにくくなった掃除機の前で、これみよがしに「この電子レンジもそろそろ買い換え時かな」「もうこの掃除機は駄目みたいだ」と言う。電化製品も電化製品なので、やはりそういった”圧”を感じると多少は持ち直す。まぁ人間と同じで、危機感を煽っても意識の低い駄目なヤツは駄目なんだけど。もちろん失敗するたびに毎回やるのはやる側も精神的に良くないので、頻度としては5回に1回くらいだ。そしてそのうち更に5回に1回くらいはもっと強い圧をかける。「お前、ほんと駄目だな」みたいに直截的なダメージを与える。この方法で私のPCは5年くらい延命させられています。チョロイチョロイ。電化製品にも意識はあります。

 

今年はLINEスタンプを作った。予定では今頃数十名の職人達がLINEスタンプ豪邸の建設に着手している筈だったが、予定が大幅に崩れ、今のところ利尻昆布が買えるかどうかすら怪しい。つらい。もう少し売れて欲しい。よろしくお願いします。

 とはいえ、年始に(作りたいな~)とホワホワ考えていたことが、きちんと年内に達成できたのはとても良かった。良かったっていうか偉い。やっぱ達成感って最高の感だよね。2020年はオリジナルグッズも作ってみたい。