チームワークの甘い蜜を吸うために狼になる

なんかそんなに真剣-マジ-にならずに、チームワークの粋が味わえて勝利の達成感が得られるゲームで遊びたーい!

と思うことが1年に7回くらいある。かつて味わったLOLの甘い蜜(辛酸も舐めまくったが)を忘れられないでいるのだ。

 

かつて生きるために巨マンモスを群れで仕留めた太古の狩猟の記憶が、魂を揺さぶっている。

そこでデカい熊やよく暴れるワニなどを食い殺す狼になって、一番強いやつの遠吠えにワープできるワンワンゲーをプレイすることにする。

The Wolf: Online RPG Simulator

The Wolf: Online RPG Simulator

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ゲームを起動してなんやかんやすると、広い大地に降り立つことになる。まずは小さな獲物、鹿などを一人で狩ることになる。狩りの経験を積むことでレベルアップしていく。よりデカい獲物は経験値が高く、しかしデカい獲物は…強い!一匹では熊に殺されてしまう!

そこでその辺にいる狼たち(他プレイヤー)とデカい熊を仕留めることになる。ここは広いネットの…森だ。海ではなくなった。狼に言語はない*1ので、基本的に近場の狼がウロウロして「いきそうだな?」と思ったところに全員で行くスタイルだ。お前が求めていた原始チームワークがそこにある。

より賢さ(ゲームに対する理解)が高まってくると(たぶんお前はゲームの説明とかチュートリアルをあまり読まないだろう)そのエリアにいる一番強い狼がエースウルフであり、遠吠えに呼応するとエースウルフの位置までワープできることが分かってくる。強い奴を中心にすべては回る。獣の世界だからだ。シンプルだ。

 

遠吠えに呼応し、仲間とともに熊を狩り、ときおり鹿を独りで喰い、餌場を求めて5匹でウロウロする。狼だ!今、私は狼になっている!!強い実感が得られる。

鹿~~~!

強い実感が得られる上に、強くなればフレイムスピンも撃てるようになる。

そうだ!その調子でエースウルフを目指すのだ。自分の遠吠えに仲間が集まる様は見ていて気分が良い。

 

もちろんこのゲームを極めている人々もいて、緻密な攻略サイトも存在するし、PvPの要素もある。でも無料オンライン協力ゲームにおいて私が求めているものは人間の善性をチュルチュル啜ることであって、相手を打ち負かす戦略と戦術のマリアージュではない。

遠吠えで仲間が集まってくる快感や大きな熊を5匹で倒す達成感を味わいたいのである。

 

だからまぁ、レベル11くらいでやめてしまった。それ以上頑張るのってだいたいPvPで勝つためだから…。スマホゲーム長続きしないんだよな。でも今でも時々思い出すんだ、狼になった時の気持ちを。

そういう気持ちで今、これを書いている。3年前の話である。

 

 

 

 

 

 

*1:チャット欄があるにはあるが誰一人発言しておらず、発言を打ち込んでいる隙にほかの狼に置いて行かれるので言語のコミュニケーションの必要性がない