そーんなことはないデース!人生は何度でもやり直せるのでした(ズンチャッ♪ズンチャッ♪)

全然ブログを(月記録を)書いていないのは単純に生活の忙しなさに呑まれているだけだ。書こうと思った気持ちだけが残っており、下書きだけで十数件ある。アウトプットの習慣が抜け始めると、言葉の引き出しが錆びつき始めて、言語化はしんどくなる。リハビリがてら普通の日記でも書くか…

 

在宅での仕事が多くなってきたので、ShokzのOPENRUN(骨伝導ワイヤレスイヤホン)を買った。音楽に興味がなくて、ずっと坂本真綾とゲームのサントラくらいしか聞いてなかったのだが、Spotifyも導入して音楽を聞きながら仕事をするようになった。なるべく知らない曲が聞きたくてレコメンドをダラダラ聞いていると、新しく好きになる音楽がある。嬉しいことだ。新しく音楽を好きになることなんてもう無いと思ってた。これから先の自分の人生のおける音楽とは、坂本真綾の新譜で自分の中のKawaiiが遠ざかっていくことを実感し、Bump of Chikenが「ポケットのなかの 乾いて折れそうな 指」とか歌ったときに老いを痛感することになるだけなのだと。

 

そーんなことはないデース!人生は何度でもやり直せるのでした。

 

ゴホウビというバンドを好きになった。男女混声バンドが好きっぽい。なんていうのかな、ゴホウビはSeven Days To Die(ソンビが蔓延る核戦争後の退廃した大地で生存物資を探したり拠点を作りながらサバイバルするゲーム。7日ごとにホードと呼ばれる、ゾンビが群れとなり大量に襲ってくるフェーズがあるのが特徴)に放り込まれても、なんやかんや7日目までは生き抜きそうなバンドなんだな。そうだ。私は生のトウモロコシを齧りながら狂った野犬に襲われて5日目に死んだが、彼らならきっとなんやかんや上手いことやって7日目を生き延びるだろう。でも9日目くらいにはあかんかったかーって感じで死ぬんだろうな。そういうとこが好きだ。

 

一方で嫌いな音楽が流れてくるとめちゃくちゃイライラするということも知った。私は声がクネクネした男性ボーカルが嫌いだ。でもこれは高校生くらいからずっとそうだった気がする。そうだった、そうだった。

 

あとは自分が所属しているDiscordサーバーのいくつかの村の民たちがプレイリストを作ってくれたりしているので、それをダラダラ聞いている。ヒットチャートを聞くのも悪くないが、人格と思想の端をつかんだことがある人間の「好み」を知るのは、その人の影だけがはっきりしていくようで面白い。もう輪郭だけをとらえ続けている関係性でも充分だ。長く生きていると、あなたもわたしも抱えているものが大きくなって、友達を始めるにも人と人の間に違いがあることを知りすぎている。前提を擦り合わせておかないと傷ついてしまうことも知っている。

とてつもない儚さの上に成りたっていることから目を逸らせば、共鳴という関係性は希薄で優しい。

 

//ここで手を止めて、流れ落ちていくような音の中から言葉を拾って感情を取り戻す。冷房をつけていない室内に熱風が流れ込んで、飲み干したサイダーのボトルを倒していく。//

 

穏やかな休みの日の午後が終わっていく。夏はまだ終わりそうにない。

再びプレイリストを繰って、部屋の掃除をするための音楽を探す。

タッタラチャッチャタッタラチャッチャというような音楽が流れ始めている。

前奏の長い曲は良い。やる気はゆっくり出していけばいいんだぞということを体現している。