降下中のエレベーターには酸素がない

レスポンスやリアクションにも、ある程度模範解答というものが用意されていて(つまり空気を読むってやつだ)、多くの人がそれを経験と実感で得ていく。

慣れてくると感情よりも先に模範解答がでてくるようになって、そうすると思ってもみないようなことをニコニコ言えるようになる
これは、一種の防衛みたいなもので、「余計な事は言わない方が良い」みたいな付き合い方も一つの模範解答パターンだろう


ただそういった模範解答がやがて自意識を侵し、美しい規範的意識が刷り込まれている時がある。
もはや怒りや恨みや嫉みだとかいった非生産的な精神衛生上ヨロシクナイ感情は駆逐されていて、口に出す言葉には感情とか思考が追い付いていっていない。
後から考えて、なんだかモヤモヤしたりするのだ。

オートマチック会話の極みである(適当な相槌で話を進めるアレ)


そういった中でこの言葉は本当に自分で思っているのかなぁ、なんて考えるものの、結局「だからどうした」の結論しかない


何となく、自分を上手く騙せるようになることが、一番自分と上手く付き合っていくコツなのかもしれないなぁなんて思う。