いちめんのしろ

大学で雪合戦をしてきた。

始まりは「こんなに雪が降ってるんだから大学で雪合戦したいよね」という友人との何気ない一言。
「じゃあみんなでやろうよ!」と、知ってる限りの人にメールを送り、Twitterでも募集をかけて、当日は集まってくれたのは20人強。
初めて会う人同士ばかりだったし、女の子側のノリが強かった気もするけど、まぁなんやかんやと皆楽しんでくれたと思う(思いたい)。終わった後も、Twitterで来てくれた人とは軽いオフ会みたいなノリで喋ったりして。本当に楽しかった。

何かを企画するのは大変だし、心配性の自分にとっては上手くいくかどうかって、物凄く不安になることが多い。
元々人見知りする性格でもあるし、何かを仕切ることもあまり上手くない。仕事配分だとか人を使うっていうのが苦手だった。だいたいリーダーのバックアップっていうサブポジションの方が多かった。
それでも「誰かがしなきゃいけないことを誰かに任せたままでいる」っていうのが好きじゃなくて、いつの間にか自分が一番前で張り切ってることが多くなった。大学に入ると”係”ってものがなくなるからだろう。
何かを始めようと声を掛けたとき、何よりも障害になるのは「責任」だと思う。
言い出した以上、きちんと全てを動かしていかなきゃいけないし、失敗したときは自分の所為になる。(この辺の意識は自分が心配性な所為で、人より重く受け止めすぎるのはあると思う)誰だってフリーライダーになりたい。そして面倒なことなら、全部丸投げしたい。誰かがやってくれるの誰か、がいるならそれでいい。遊びに限らず、仕事でも「何でもいいよ」って言って意見を言った気になって楽をしようとする人が多すぎるんじゃないか、と少し思う。
勿論その「誰か」になることで正直者が馬鹿を見る、というまぁ所謂「要領悪いヤツ」に当てはまる場合も多いだろう。それでも、やっぱり「こうなったらいいなぁ」と思っているのに、一歩も動かないのってちょっと損しているんじゃないか。楽しいものに乗るのは当然のように楽しいけど、それを構成するところから参加してみれば絶対もっと楽しくなるのにっていつも思う。

雪合戦は本当に楽しかった。言うほどしっかり企画したわけでも大変だったわけでもないけど、呼びかけて集まって、知らない人同士でもこうやってワァワァいいながら楽しめるって良いなぁと思う。終わった後に「楽しかったよ!」って言ってもらえるだけで本当に嬉しい。
こうやって、小さな繋がりをどんどん広げていってこれから先どれだけの人と出会えるのだろう。どれだけの人の名前を覚えていられるだろう、と思う。
一緒に遊ぼうよ!って笑って、またね!って言い合える人達がもっと増えたらいいなあ。

たぶん、そういうものがなにより大事だと思うのだ。