あっちもタピオカ、こっちもタピオカである。
いまや少し洒落たカフェであればタピオカ飲料を扱わぬ店は無く、ビルの空きテナントには次々とタピオカ飲料店が入る。世は大タピオカ時代(タピオカが大きい時代ではない)となった。しかしブーム時には必定の悲哀といえよう...もはやタピオカドリンクは玉石混合となり、往年のタピオカドリンク・ファンはむしろ現況を静観する傾向にある。
そんな中、我々はキューピーより素晴らしいタピオカデザートが発売されていることを発見した。
アジアンテーブル 濃厚ココナッツミルク(タピオカボール入り) | 業務用商品 | キユーピー
少なくとも2017年から発売されており、昨今のタピオカブームに対し先見の明があったとしか思えない商品である。業務用であるから、通常スーパーでは発売されておらず業務用スーパーのみでの取り扱いとなる。レアな商品だ。
しかしこれが凄く不味い
これが凄く不味い
「マズマズドットコム」「ゼロ点」「キューピーお客様相談室に電話だ」「社内の行き場を無くしたオッサン開発社員達が、充分な予算が無く一発逆転を考えて開発した商品」「故にアジア現地で実物を調査することなく、カルディで買ってきたタピオカを食べて考えた商品ではないか」「タピオカがゼロ点」
などと不評も不評、酷評である。
日頃よりマヨネーズとパスタソースでお世話になっているキューピー、あのキューピーが作っているのだから余程のハズレは無いと信じていた。
そんなことは無かった。不味い。
水または牛乳で薄めて飲むことも推奨されているが、そういう問題ではない。確かに原液でのココナッツミルクの甘ったるさが尋常でない。それよりも
タピオカが不味い
タピオカ特有のプニプニ食感が一切なく、完全に小粒の芋である。
むかごか?
タピオカが不味いので、ゲロ甘いココナッツミルクの匂いとコクが辛い。修正液飲んでるみたいだ。勿体ないので紅茶に入れてみたが、ココナッツミルクティーは不味かった。どうしようもない。そもそも好き嫌いの分かれやすい食材ではある。ココナッツミルクは悪くない(罪は無い)。
タピオカは有罪だが。
このタピオカ・ビックウェーブに乗ることができれば、売り切れ必須大ヒットの商品であっただろうに非常に残念でならない。