[]ヒポコンデリーの憂鬱

 


「人との繋がりを求めて怯えているくせにマウスに至ってはワイヤレスを御所望なのね」
「矢印飛ぶって話だぜ。お前の人生みたいじゃねぇか。」

ワイヤレスマウスが欲しいと我儘を言った所、脳内経理課からは冷たい言葉と嘲笑という形でお返事が返ってきました。 新しいネズ公にはアルジャーノンって名前を与えようと考えていたのに。これじゃ脱税で経費を着服するしかないじゃないか。

妄想は兎も角として風邪が治らん。
偽薬すら飲まないプラシーボ効果(気合)で治そうと思ったが上手く行かないので、大人しく雨の中パブロン伯爵を買いに行った。これで治るはずだ。病院は嫌いだ。いや、病院は好きだが、病院は嫌いだ。(病院という建物は好きだが、概念としての病院は嫌いという意味である)
面倒な奴。
でもちょっと待てよ、この状態が「健康」だと思えば良いのではないだろうか。
鼻水や咳が出ない体というのは寧ろマイナス。「今日咳出てないなー調子悪いや」てな感じで。
そうすれば風邪は治ったというか、元より体調が悪かったのが健康になったと考えられる。そうすると普段、不健康と言うことになってしまうが、そもそも健康な状態を持続させる必要性から問うべきである。
とかなんとか戯れてないで、大人しく寝てろというのだ。

窓から染みる冷気が酷い。窓・暖房器具・自分という順番の筈なのに冷気しか感じない。どういうことなの。
まぁ家賃700円の建物なんてこんなもんだろう。

とりあえず読書だ。