感想メモです。
シリーズ外小説でした
・勝手にGシリーズ最終巻発売だと思っていた
・Gシリーズ最終巻ではなかった。そうだ、冷静に考えればXYときてZやんけ、ゼータの悲劇になるはずだったんだ…
・思えば「多大な期待ほど、つまらなさをひきよせるものはありません」(P61)と言われた時からなんか冷や水を浴びせられたような気はしていた。
・でもつい興奮して最後まで気づかなかった、マガタシキ招待状に興奮している客と一緒やんけ
中身の感想
・WのダイイングメッセージはWife?オメガとWが似ているという読者へのミスリードか
・なんか勝手に最初に城の場所をフランスかどっかだと思っていて、途中から「マガタ研究所」で日本だったんかーいってなった(ミスリードっぽい)
→「村の外れの宿」って日本であんまり言わないモン
・「私が知っているブティックがある」というサイカワ先生、おかしいやろ
→このあたりでようやく本当に犀川先生への疑いを強めました。それまでは私の知ってる犀川先生と違うという気持ちと私が犀川先生の何を理解できているんだという気持ちが拮抗していました。
・森ミステリファン、編集部、メフィストファンという全方位に向けたファンサービスだった。
→最後のサプライズもファンサービスと言えば、それはそう…
・でもさあ、やっぱり消化不良感があるよねぇ!?(ここでもう一度、冷や水が入ったタライが落ちてくる)
Saikawa Sohei’s Last Case
・エラリィ・クイーンの『レーン最後の事件』Drury Lane's Last Caseのオマージュ?
・とするとやっぱりGシリーズ悲劇三部作の次の作品?
・まずでもエラリィ読んでないからなぁ、俺!難しいことは何もわかんねぇ!
・これで保呂草さんが犀川先生になりすますシリーズが始まったら笑ってしまう
ネタ拾い
・エピローグで紅子が「あの方は昔、あの研究所で働いていたこともあるんです、しかもご夫婦ともに」と言っていたけど、実は『F』の登場人物の誰かが保呂草だったなんてことあったんかいな
→久々に『すべてがFになる』読み直したら弓長夫妻(医者と看護婦)とかいうのが研究所で働いてた…。保呂草夫妻と思って読むとそう読めなくもない。
>四季「奥さまには道流が優しくして頂いたわ、お礼をいいます」
えーっでもそんな、そんなとこから仕掛けがあります?あなた、これ、2009年…13年前なんですよ…それこそすべてがFになるじゃないですか…(すべFはだってそういう話やから)
・ソフィア=四季説を唱えています(何の意味もないですけど)
→『有限と微小のパン』でも遊んでらした…