身も蓋もないタイトルだ。
久しぶりに友人がオススメしていたマンガを読んで面白かったので、たまには私も出すかとなった。あんまり過去の名作みたいなものは出さずに、ここ数年での感性で(そして出来れば連載中で)ピックアップしよう。
単行本買ってるやつ
北北西に雲と往け
作家単位で好きな人の一人。完結済みの、連作短編となる『群青学舎』、魔法の物語と少女の成長を鮮やかに描く『 乱と灰の世界』どちらもおすすめ。
これはアイスランドの物語り+ミステリ要素といったところ。とにかく世界の彩りといものに対する筆致が凄まじい。もちろんその彩には人間も含まれる。
ダンジョン飯
作家単位で好きな人の一人。ギャグ漫画で終わらないところが良い。「食べる」ってことが生きる上での一つの営みであるという作中の意思がきちんと物語全体にも反映されているところが好き。
葬送のフリーレン
先週くらいにやっと読み始めて、あまりにも好きすぎて買ってから3回くらい読み返した。多分、果てしない時の幅を感じるのが好きだし、時間感覚が違う生き物というのに凄くロマンを感じている。なりたい。
『天冥の標』とか『新世界より』とかでの、自分が好きな要素もそこに集約される。
もののがたり
めちゃくちゃストーリーが面白いわけではないのだが、その“”画”“の強さと戦闘シーンの圧巻にズルズルと書い続けてしまっている。もうね、画が強い。白と黒が強い。設定はとても好き。くっつく予定の2人が安定しているのでそれも良い。
ワールドトリガー
バトル要素が上手くスポーツ化されているが、「スポ根」とは無縁でありどちらかというと競技性というものを楽しく味わえる。 そうだね、Eスポーツの面白さです。
一方で主題がそこではないところもこの物語の面白さの一つ。詳細はこちら。
ワールドトリガーが実質e-Sports漫画だという話 - 千年先の我が庭を見よ
ロジカとラッカセイ(完結、全3巻)
不穏さと陽気さの塩梅が非常に心地良い連作短編集。完結までの長さもちょうど良い。のどごしも良い。とにかくロジカがめちゃくちゃ良いキャラだし、ラッカセイもかわいい。
1話が公式で読めるよ。
web漫画編
WEBのみ連載という意味ではなくてWEBで追いかけているやつ
三千世界を弔って
フリーレンが好きな理由とだいたい同じ。
合コンに行ったら女がいなかった話
いい塩梅のラブ(?)コメ。
不徳のギルド
アホアホ成分補充枠
ジャンプ系
2.5次元の誘惑:ラブコメ要素とそこにある人間関係の複雑さがちょうどよい
推しの子:ストーリーの妙。タイトルがな、と思っていたがダブルミーニングタイトル回収に膝を正すこととなった。
SPYxFAMILY:はい。
ダンダダン:はい。
マガジン系
空挺ドラゴンズ:グルメファンタジーではない。生態ファンタジーです。
虚構推理:やはり城平京。
100万の命の上に俺は立っている:異世界転生でも知恵と工夫があって良い
この世界は不完全すぎる:デバッグという新しい視点が素朴に味を出してる
ふらいんぐうぃっち:まったり成分補充枠
世が夜なら!:アホアホ成分補充枠
その他
薬屋のひとりごと:想像以上に面白かった。日常謎解き系でしたね
読解アヘン:堀宮もちゃんとまだ更新されているし新シリーズ始まってたの知ってた?
メイドインアビス:更新頻度が安定してきた。すぐ地獄を見せたがる。