観た。友人2人に「面白いよ」と言われて観たものの、正直オススメされていなければ最後まで観なかったと思う。総評は星2つです。ごめん。
猟奇的な彼女ってタイトルで恋愛ものなんだけど、ヒロインが全然魅力的じゃないんだよな。顔が良いだけで過度なデレのないツンで、男を振り回してるだけっていう。可愛気が無いんだよ！（これは多分好みの問題で、私は雨宮天が声をあてているような女性が好き）
ただ、ストーリーの構成の良さというか、シンプルな話に最低限の伏線、とても美しく纏めたエンディングは素晴らしいと思った。最後の13分の後味の良さがこの映画の評価を支えていると思う。でも、そのための1時間50分が長過ぎる。このヒロインに可愛さを見出せないまま見続けるのは辛い。
どうなんですか？こういう、振り回した上に好き放題殴ってくるタイプの女性って魅力的なんですか？前世がヨーヨーとかじゃない限り、無理無理なんですけど…
ツンデレという言葉が流行った時期に、数多の雑なツン+デレおにゃのこが量産された中にはこういう感じのも結構いた。でもねぇ、萌え（オタク成分を抜いた言い方をすると可愛気）要素って大事だと思うんですよ。萌えってのは単体で可愛い部分であって、ツンデレはその単体でかわいい所作が、ツンというマイナス部分によって相対的に高まるものなのだ。俺の事を好きな女の子がただ暴力を振るってくるのは別ジャンルだ！ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー！（まぁこれはその別ジャンルのヒロインの映画なのかもですけど…、でもだったら最後にしおらしさ出すの駄目じゃない？）（これは多分好みの問題で、私は雨宮天が声をあてているような女性が好き）（2回目）
あと、そのツンによって男性が世間から憐憫の目で見られているのも見てて辛い。『からかい上手の高木さん』とかも苦手だった。2人きりの時にからかってくるのは可愛いけど、授業中に白い目で見られるレベルのからかいってほぼイジメだと思う。
もしこれが60分ドラマだったら、もっと評価は高くなったと思う。それか、主人公の首が捥げるくらい誇張デフォルメされたギャグよりのアニメだったら、また違っていたと思う。ぴぴる…ぴ…
残念ながら、完全に好みが合わなかったので酷評となったが、映画としては確かに完成度が高くて、好きな人には高評価となるなと思った。
