2019-03-11 空よりも風を見ている 詩 聞き慣れた音楽が虚ろな感傷を呼び寄せる まやかしの叙情に絆されて 気付けば歩き出していた 行く当てなどなく 思い出の浅い街を彷徨うばかり もうこれほど大人になったというのに 僕はまだ、春だというだけで何かを失い続けている