久々に映画を観たので感想をば。
…といってもあまり面白くなかったのでちゃんと観てない（中盤50分くらい飛ばしました。）
自分の才能を売る職業にありがちなプレッシャーに潰されて精神的に病んでくけど、病んでいった方が女は陰が出来て美しくなるよね、その先はバッドエンドだけど。みたいな話でした。
その病み方もなんだか現実的で、自傷行為に走るとか自分の嫌悪感が過敏になるとか、「うんうんナルホド」といった感じの病み方で、サイコホラーにありがちな「狂っていく」という病み方ではないのだ。
うーん、これはなんだか普通の、普通のお話やないかーい！
私はもっと両極端なドラマチックが味わいたかったのだ！
なんというか、他人のリストカット痕をぐいぐい見せつけられてるような「うわ…痛そう…ちょっと関わりたくないな…」という気持ちだけが高まっていく。
（私は開始40分くらいで最高潮に達したのでラストシーンまで早送りしました）
しかし一般的な評価は高いそうな。
たぶん、日本の正統文学小説（国語の問題に出てきそうなやつ）がとても高く評価されているけれど、実際日常生活の中で楽しむために娯楽として読むものとしてはあまり受け入れられてない、って状態と同じなのではなかろうか。
「面白くない」以外に批判するところもないし。
あと映画全体の色気がゼロでした。
ストーリィ上そういうものなんだろうけど、残念でならない。
